羽毛ふとん工場へ行ってみた!【その2】 2015.11.14 扶桑店
みなさまこんにちは!
丹羽郡扶桑町 イオンモール扶桑1Fの寝具専門店【ぐっすり屋扶桑店】栗本でございます。
本日も、西川テックスさんの工場研修のご紹介です!
前回ご紹介させていただいた【品質管理室】の次に案内していただいた場所には、
一転して、巨大な機械が待ち受けていました!
こちらの機械は、なんと!羽毛ふとんのキルト(羽毛が入るマス目)を自動で縫い
付けてしまう機械なのです!残念ながら稼働していませんでしたが、でもその分、
機械を通る生地に、まずは横のキルトが縫い付けられ、次に縦のキルトが縫い付け
られている段階がよく分かりました。
ところで、機械で縫い付けることが出来ないキルトはもちろん、手作業で取り付け
られるのであります。大きな機械の横に設置された広い平台では、手作業でキルトを
取り付けるためのアタリとなる線を書きいれる作業をされていました。
整然と重ねられた生地。まさしく「日本製」という感じがします。
さてこちらは手作業で縫い付けられているところです。
迷いなく、ズダダダダ・・・、向きを変えて、ズダダダダダダ・・・という感じで
心地よいテンポでキルト用のテープが生地に固定されていきます!
ところで、工場でしか目にすることができないヒミツの部分をご紹介します!
下の写真は、西川リビングさんが誇る「ゴアテックス(ラミネート)羽毛ふとん」の
内側なんですが、なにやらテープのようなものが貼ってあります・・・
左側の写真は、特殊なテープを設置しただけの状態なんですが、ゴアテックスの生
地はダニやホコリを通しません!でも、縫製のための「ミシン針の穴」が、何も対策
をしないとダニやホコリの通り道となってしまうのです!
そこで、ゴアテックス羽毛ふとんの生地の縫製部分には、すべて上の写真のように
特殊なテープが設置されるのです。すごい!私、恥ずかしながらサンプルではなく、
実物を見るのは初めてでした!感動です。
次に案内いただいた場所は、最終の仕上げ工程でした!盛り上がります!!
縫いあがった側生地を「バサッ」と広げて充填機から伸びた管を手早く挿入し、
スイッチオン!
まずは空気だけが送り込まれるようです。羽毛ふとんがプクプクにふくれあがり
ます。次に、羽毛が充填されます。「ブブブブブブ・・」と独特な振動と音を
出しながら、どんどん羽毛が充填されていくのです!!
充填量はコンピュータによって制御されていて、マス目ごとに正しい量の羽毛が
充填されるのだとか。職人さんが、手でリズムよくマッサージするように、膨ら
んだふとんをさすっています。とてもやさしく、まるで子どもをあやすかのようです。
右側の写真は「検針機」です。
羽毛ふとんの表、裏、全体をポンポンと軽くたたきながら目視で確認し、最後に
画面奥のセンサーの下を通して金属反応を確認します。人の手と、目による確認も
省かない姿勢は本当に安心できるものだと感じました。
検針機よりさらに奥のほうでは、出荷用の箱を黙々と組み立ている方がいます。
最終チェックが行われた羽毛ふとんは、その場で箱にセットされるのです。
別のセクションへの移動があれば、その分異物混入のリスクが高まるわけなので、
なるほど納得です。
出荷を待つ羽毛ふとんの箱、箱、箱。
私どもの店頭へも毎日のように運び込まれるこの箱は、このような場所で、
このような方たちの手によってこさえられていたのだと改めて知ることが
できました。
工場の管理体制などについては、私も話しでは聞いていましたが、やはり、
自分の目で見て、手で触れて、そこに居る人たちとお目にかかることがな
により大切だなぁと感じました。
工場で見聞きすることができたことを、お客さまへお話しさせていただく
ことが何より楽しみです!
さて、次回は【羽毛ふとんリフォーム編】です!
お楽しみに!
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